2019年6月7日、帝国ホテル・光の間にて第48回日本漫画家協会授賞式が開催されました。
日本漫画家協会の団体創立年度は1964年であり、漫画家の職能団体として連綿と続く歴史があります。
会員総数も多く、2019年3月31日時点で1783名(名誉会員8名、賛助会員60法人含)となります。正会員だけでも、1715名となります。
上述のような漫画家による漫画家のための団体が、漫画業界の発展向上を祈って設立したのが漫画家協会賞となります。
今年度も無事開会され、各受賞者に対する贈呈が行われました。
大賞は山田参助氏の「あれよ星屑」で、手塚治虫文化賞 新生賞に続いてのW受賞となりました。
カーツーン部門は横田吉昭氏、優秀賞は斎藤なずな氏、特別賞はさくらももこ氏の「ちびまる子ちゃん」他全作品となりました。
同氏は昨年度御逝去されましたが、その輝かしい功績を評価されての受賞です。
文部科学大臣賞はバロン吉元氏で、こちらも全作品を対象とした受賞となります。
大賞
山田参助氏
作品名「あれよ星屑」KADOKAWA 刊
カーツーン部門
横田吉昭氏
作品名「横田吉昭のカートゥーン」自費出版
優秀賞
斎藤なずな氏
作品名「夕暮れへ」青竹工藝社刊
特別賞
さくらももこ氏
作品名「ちびまる子ちゃん」他全作品
文部科学大臣賞
バロン吉元氏
作品名「全作品」
日本漫画家協会賞選考委員会
委員長 里中満智子氏
委員 倉田よしみ氏/斎藤なずな氏/竹宮恵子氏/タナカミノル氏/牧野圭一氏/安彦良和氏
当日の授賞式は、バロン吉元氏と御息女による軽快なダンスが披露されるなど、終始愉快なムードで行われました。
全体的に肩肘をはらないリラックスしたムードが特徴的で、賑やかな笑い声が終始響いていました。
受賞者の方々はもちろんのこと、選考委員会、そして参加者の作家先生がたも錚々たる面々です。
昭和、平成、令和と引き継がれていく漫画文化/作家が、一つの会場に結集した記念的な一日となりました。
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