2月26日,飯倉公館にて第12回日本国際漫画賞授賞式及びレセプションが開催されました。
「日本国際漫画賞」は,外務省が,海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画家を顕彰するもので,平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設した賞です。第12回目を迎える今回は68の国・地域から331作品の応募があり,最優秀賞1作品(中国),優秀賞3作品(英国,中国(香港),ベルギー),入賞11作品が選ばれました。
授賞式では,最優秀賞及び優秀賞の受賞者に対し,河野太郎外務大臣から賞状が,里中満智子審査委員長からトロフィーが授与されました。河野大臣は,挨拶の中で,漫画は,娯楽を超え,様々な思想,哲学,人生観を表現し,訴えかける力を持っているとした上で,漫画を通じて,日本に来てみようと思う人や,漫画で表現してみようと思う人が世界に増えることを期待する旨述べました。また,里中審査委員長からは,個性的な作品ばかりで審査していてとても楽しかった旨述べ,漫画は共通の文化があるとし,ともに感動を分かち合うことが,世界が精神的な意味で近くなっていくきっかけになると信じている,との講評がありました。
授賞式には,審査委員の一本木蛮氏,熊田正史氏,藤田力氏,三浦みつる氏,実行委員の杉山恒太郎氏,フレデリック・L・ショット氏,横田清氏,安藤裕康(独)国際交流基金理事長をはじめ,国会議員,著名な漫画家,出版関係者,文化関係者等が多数出席し,授賞式後に続いて行われたレセプションでは,受賞者との交流が行われました。
受賞者は,(独)国際交流基金の招聘プログラムで来日し,授賞式への出席のほか,出版社,アニメーションスタジオ,漫画関係ミュージアムなどを訪問します。
出典:外務省ホームページ
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